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信用リスクと格付けについて

信用リスクと格付けについて

債券を購入する際、気にとめてほしいのが、
「信用リスク」と格付け期間による証券会社の「格付け」です。

格付けは債券を証券会社から購入する時には、
必ず押さえておいてほしいポイントです!


信用リスクについて

信用リスクとは、投資したお金が、
事前に約束された条件通り返還されないリスクのことを指します。

例えばSBI債券で考えてみると、
1年満期、年率1.66%で債券が発行され、それを1,000万購入した場合、
1年後には債券購入価格1,000万と運用結果の16,6000円が返ってくるはずです。

しかしこれが、SBIホールディングスが倒産(破綻)することで・・・
利息・債券購入分のお金も返ってこなくなる可能性です(汗)

倒産などによって、債券購入時に約束された運用条件で、
資産を受け取れないリスクを、デフォルト(債務不履行)リスクと呼びます。

またデフォルトリスクは、信用リスクが高いと起きやすくなります
そしてこのことは債券を購入した場合、必ず付きまとってくるリスクなんですね、、

デフォルトリスクを避けるため、格付け機関の格付けや、
企業の財務状況を参考にしていく必要があるんです!

格付け機関について

信用リスクを判断する目安が、各格付け機関が評価する格付けです。

この格付けが高ければ高いほど信用リスクは低いといわれており、
いわば、債券の安全性を図る一つの判断基準になります


中でも代表的な格付け機関として、
下記格付け機関の格付けがよく利用されます。

  • S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)
  • ムーディーズ
  • R&I(格付投資情報センター)
  • JCR(日本格付け研究所)

そして格付け機関の格付け表記は、機関ごとに表記が異なります。

債券の格付 信用リスクについて 格付け機関
S&P ムーディーズ R&I JCR
投資適格債 信用リスクについて AAA
AA
A
BBB
Aaa
Aa
A
Baa
AAA
AA
A
BBB
AAA
AA
A
BBB
投機的格付際 BB
B
CCC
CC
C
Ba
B
Caa
Ca
C
BB
B
CCC
CC
C
BB
B
CCC
CC
C

ちなみにSBI債券の発行体、
SBIホールディングス株式会社の格付け、
「BBB」はR&I(格付投資情報センター)の格付けです。

格付けは格付け機関によって表記方法が異なります。
下記表の赤字の部分がSBIホールディングスの格付けです

債券の格付 信用リスクについて 格付け機関
S&P ムーディーズ R&I JCR
投資適格債 SBIホールディングス株式会社の各格付け機関の表記方法について AAA
AA
A
BBB
Aaa
Aa
A
Baa
AAA
AA
A
BBB
AAA
AA
A
BBB
投機的格付際 BB
B
CCC
CC
C
Ba
B
Caa
Ca
C
BB
B
CCC
CC
C
BB
B
CCC
CC
C

「BBB」という格付けは、投資適格債と呼ばれ、「BBB」以上が、
債券購入のボーダーライン、インベストメント・グレードといわれています。

以上のことからも、SBI債券は購入しても大丈夫であろう
という判断が格付けから判断できますよね。

格付けから見るSBI債券がデフォルトする可能性は?

SBIホールディングスの格付けはBBBです。

BBBという格付けの場合、
債券がデフォルト(債務不履行)する可能性を表したものがあります。

それは各格付け機関が公表している、
「格付けとデフォルト率」等、参考にする方法です。

例えば、S&P()の場合であれば、
「デフォルト・格付け遷移調査」で見ることが出来ます。
S&Pの格付けが一番厳しい基準で格付けされているといわれています。

下記表がそれです。この表はS&Pの1981~2010年まで、
過去20年のデータをもとに導き出されたデータです。

これは格付けされた世界の企業が、1年目にデフォルトする可能性を表しています。

S&Pの格付け

  格付け
AAA AA A BBB BB B CCC/C
デフォルト率 0.00% 0.02% 0.08% 0.25% 0.95% 4.70% 27.39%

S&Pのデータからすると、BBB格付けの場合のデフォルト率は0.25%です。

これは1000銘柄の債券があったとすれば、
1年の間で2.5銘柄の債券がデフォルトする、 即ち・・・
購入時に提示された運用条件で受け取れない可能性があるということです、、

また企業の業績によっては、
BBBからBBに格下げされる場合もあります。

この場合のデフォルト率は0.95%、
1年間に9.5銘柄の債券がデフォルトする可能性もあります。

格付けの格下げリスクがあることも、
心の片隅においておくほうがよいでしょう。

以上のことからも決して、
ノーリスクの資産運用ではないことはわかると思います。

ただし!

格付けから見るリスクは参考程度に捉えておくほうがよい
ということもお伝えしておきます。

格付けはあくまでも参考程度に、、

格付け機関の格付けは、信用リスクを図る上で役に立つものですが、
あくまでも格付けは参考程度に見た方がよいと思います。

それはなぜか?といいますと、あのサブプライムローン問題になった、
サブプライムローンも格付けではAAAだったんですね、、

サブプライムローンといったリスクの高い商品でも、
最高ランクの格付けである「AAA」であったため、信用されていました。

しかしその末路はみなさんがご存知の通り・・・
結果的に格付けが当てにならなかったわけですね、、

ただ、このサブプライムローンでの経験から、
今では、各格付け機関の格付け方法も改善されてきています。

とにかく格付けに関しては参考にするのは良いと思いますが、
格付けを100%信じない、格付けが良くても信用リスクが生じたことがある
以上のことを覚えておいてほしいな、思います。

自己資本規制比率について

自己資本比率から見る倒産の可能性でも触れましたが、
信用リスクを図る基準の一つに自己資本比率というものがあります。

ただし、証券会社の健全性を見る指標がもう一つあります。
それが自己資本規制比率と呼ばれるものです。

自己資本規制比率とは、金融商品取引法において、
一定の自己資本規制比率の水準を保つことが定められた指標です。

水準に関しては下記表のようになっています。

自己資本規制比率
水準 執行される措置
200%以上の場合 なし(安定した経営状態と判断されるため)
140%以下の場合 金融庁に届け出が必要となる
120%以下の場合 金融庁に業務改善案を提出する
100%以下の場合 業務全停止、もしくは一部停止

ですから、証券会社で債券購入を考えた場合であれば、
最低でも200%以上の自己資本規制比率がある、
証券会社を選びたい
ところです。

この自己資本規制比率ですが、
毎年3、6、9、12月末時点で公表されます。

ちなみに当サイトで紹介している、
各証券会社の自己資本規制比率を紹介しておきますね。

各社の自己資本規制比率(2011年12月末時点)
SBIホールディングス マネックス証券 RBS
428.5% 409.6% 852.7%

各証券会社ともに、健全性では問題はないというわけですね!

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